その目薬コンタクトレンズ使用時に使える?~ベンザルコニウムとコンタクトレンズ~
市販の目薬でコンタクトレンズに使えるかどうか迷ったことはないでしょうか。
コンタクトレンズに使えるかどうかの目安になるものはベンザルコニウムという保存剤が入っているかどうかです。
ベンザルコニウム含有の目薬はソフトコンタクトレンズを装着しているときに点眼してはいけません。
今日はなぜ、ベンザルコニウムが入っていたらいけないのか、市販の目薬でベンザルコニウムが入っていない目薬はどれなのか見ていきましょう。
なぜソフトコンタクトレンズをしている時にベンザルコニウムが入っている目薬を点してはいけないのか
ベンザルコニウムは防腐剤、保存料として多くの点眼薬に使われています。
しかし、ベンザルコニウムはソフトコンタクトレンズに吸着される性質をもっています。
ベンザルコニウムが吸着されてしまったソフトコンタクトレンズを使うことにより、ベンザルコニウムが角膜と接触し続けることになってしまいます。
その結果、角膜炎を起こす可能性があります。
ソフトコンタクトレンズ使用している人がベンザルコニウムが入っている点眼薬を使用したい場合は、点眼前にソフトコンタクトレンズを外してから点眼する必要があります。そのあとは、ふたたびソフトコンタクトレンズをつけるまで10分ほど待ってください。
ベンザルコニウムを含有していない市販の目薬
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さいごに
ソフトコンタクトレンズを使っている方が目薬を選ぶ際にはベンザルコニウムが入っていないこと、ソフトコンタクトレンズを装着していても使えるかどうか、必ず確認してから購入しましょう。