新型コロナウイルス感染症が指定感染症になるとどう変わるのか

日本でも新型コロナウイルス感染症が人から人へ感染した事例が出てしまいました。

マスク、アルコール消毒が消え、アルコール除菌のウエットティッシュすら消えていっています。



中国国内でも新型コロナウイルス感染症の感染者の数はとどまることを知らず、中国の感染者数は1万1791人、死者数259人となりました。 そんな勢いの衰えない新型コロナウイルス感染症が日本で当初予定していたより前倒しして、2/1指定感染症とする政令が施行されました。 指定感染症になると今までとどう変わるのかを調べてみました。

指定感染症とは

「指定感染症」とは、既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、第三章から第七章までの規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるものをいう。

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=79998826&dataType=0&pageNo=1

指定感染症とはいままでの感染症法に指定されていない感染症で、その感染症にかかってしまった患者の行動を制限する必要が出てきてしまった今回のような場合に、一時的に感染症法に基づいて必要な措置を行えるようになります。


では具体的にどういったことが行われるのでしょうか。

入院措置をとることができる

これまでは患者に対して入院や自宅待機はお願いでしかありませんでした。
しかし、指定感染症になることによって、入院を勧告し、拒否した患者に対しては強制することができるようになりました。
就業制限もできるようになります。

入院費は公費になる

これまでは入院を望んでいない場合でも、入院をお願いされ入院した場合自己負担分の医療費を支払わなければなりませんでした。
しかし今日からは、入院を勧告されて入院した場合、入院費の自己負担分が公費となるため、入院費はタダです。

医師には届け出が義務付けられる

指定感染症になると、新型コロナウイルス感染症と診断した場合には、保健所や行政に届け出る義務が生じます。
これにより、患者数、症例、発生動向の把握がしやすくなります。

まとめ

指定感染症となることで、入院費はタダになり、患者の把握がしやすくなり、隔離ができるようになるため感染の抑制にもつながる。といいことづくめなように思えますが、強制的に入院させられるので行動が制限される人権の問題もあります。

ひきつづき、個人でできることとしては、感染の予防をしていきましょう。

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