新型コロナウイルス感染症が指定感染症になるとどう変わるのか
日本でも新型コロナウイルス感染症が人から人へ感染した事例が出てしまいました。
マスク、アルコール消毒が消え、アルコール除菌のウエットティッシュすら消えていっています。
指定感染症とは
「指定感染症」とは、既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、第三章から第七章までの規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるものをいう。
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=79998826&dataType=0&pageNo=1
指定感染症とはいままでの感染症法に指定されていない感染症で、その感染症にかかってしまった患者の行動を制限する必要が出てきてしまった今回のような場合に、一時的に感染症法に基づいて必要な措置を行えるようになります。
では具体的にどういったことが行われるのでしょうか。
入院措置をとることができる
これまでは患者に対して入院や自宅待機はお願いでしかありませんでした。
しかし、指定感染症になることによって、入院を勧告し、拒否した患者に対しては強制することができるようになりました。
就業制限もできるようになります。
入院費は公費になる
これまでは入院を望んでいない場合でも、入院をお願いされ入院した場合自己負担分の医療費を支払わなければなりませんでした。
しかし今日からは、入院を勧告されて入院した場合、入院費の自己負担分が公費となるため、入院費はタダです。
まとめ
指定感染症となることで、入院費はタダになり、患者の把握がしやすくなり、隔離ができるようになるため感染の抑制にもつながる。といいことづくめなように思えますが、強制的に入院させられるので行動が制限される人権の問題もあります。
ひきつづき、個人でできることとしては、感染の予防をしていきましょう。
コロナショック
新型コロナウイルスの影響により、マスクの品切れが続出しています。
かつてないほどマスクが飛ぶように売れていきます。
マスクはもう仕入先から入ってきません。
いつも来ていただいてる方に買って頂きたいという気持ちはありますが、一見さんお断りというわけにもいかず、もうほとんど売り切れに近い状態になってしまいました。
マスクの次は手指消毒のアルコール製品が仕入れられなくなってきました。
インフルエンザなどが流行るこの時期にこの状況はなかなか厳しいものがあります。
今は受験を控えている学生さんもいらっしゃるのでしょうか。
これから花粉の時期も迎えます。その時期までにはマスクは入って来るようになるのでしょうか。
なんとか、流通が復活することを願っています。
この冬の時期の急な発熱!そんな時の解熱剤
この時期の発熱はインフルエンザの可能性を考えることもあることかと思います。
そんなときの解熱剤は解熱剤であればなんでもいいというわけではなく、慎重にえらんでいただきたいお薬です。
なぜなら、インフルエンザにかかっているときに、飲まないほうがよい解熱剤が存在するからです。
今日は解熱剤についてご紹介したいと思います。
インフルエンザ患者が服用してはいけない解熱鎮痛剤
アスピリン/エテンザミド・ジクロフェナク・メフェナム酸です。
なぜこの薬をのんではいけないのか。それは、インフルエンザ脳症の重症化・死亡リスクを高めることが報告されているからです。
ロキソプロフェン・イブプロフェンなどのNSAIDs全般も避けたほうがよいとされています。
インフルエンザの可能性があるとき安全に服用できる解熱剤は?
先ほど紹介した成分の薬はインフルエンザの時期にはインフルエンザにかかっている可能性を考え、どうしてもその薬でないといけないという理由がない限りは避けたほうが無難です。
それではインフルエンザの可能性があり発熱しているときに安全に服用できる解熱鎮痛剤はというと、それは、アセトアミノフェンです。
アセトアミノフェンは小児にもよく処方される解熱鎮痛剤です。ほかのNSAIDsと呼ばれるロキソプロフェンやイブプロフェンなどと比べると効果はやや優しめで炎症を抑える効果にも劣りますが、比較的安全性の高いお薬です。
以下にアセトアミノフェンだけが入っている市販薬をご紹介します。
|
|
|
上記の市販薬がアセトアミノフェン単剤のお薬です。
年齢により対象となる薬剤が異なります。
総合の風邪薬にもアスピリン・エテンザミド、イブプロフェンが含有されている場合がありますので注意が必要です。
インフルエンザの時には、病院で抗インフルエンザウイルス薬が処方される場合があるため、インフルエンザかもしれない、解熱剤服用後も熱が下がらない、飲んだときには下がったけど発熱を繰り返すなどというときには病院の受診をおすすめします。
また、発熱時には水分補給をしっかりおこなうようにしましょう。
注;この記事では既往歴、併用薬、副作用歴のない方の発熱のみの症状の場合を想定しています。
発熱のみでない場合や症状が長引く場合、既往歴や副作用歴、併用薬のある方などは医師、薬剤師に相談されることをお勧めします。 医薬品は「使用上の注意」をよく読んで正しくお使い下さい
新型コロナウイルス予防法
新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
感染者は世界全体で3000人に迫る勢いで増え続け、死者は中国国内で81人にのぼりました。
日本では安倍総理大臣が28日の閣議で指定感染症に指定する方針を明らかにしました。
新型コロナウイルスにかかりたくない!
というわけで、今回は、ウイルス感染症の予防法について紹介します。
まずはじめに
新型コロナウイルスの感染については、現時点では飛沫感染と接触感染と考えられています。
飛沫感染とは、咳やくしゃみなどの飛沫とともにウイルスが放出されそれを口や鼻から吸い込み感染します。
接触感染とは、ウイルスが付着していたものに触りその手で口や鼻を触り感染します。
手洗い
手洗いは一番重要です。
会社に着いたとき、帰宅後すぐなど外出後戻ってきたらすぐに手洗いをしましょう。
|
マスク着用
マスクをすることによって、ウイルスの侵入は防げないかもしれません。一般的な不識布マスクの穴の大きさは5μmとされていますが、ウイルスの大きさは0.02~0.3μmとされています。
つまり、ウイルスはマスクの穴を素通りできてしまいます。
ですが、マスクの着用は無意味ではありません。
マスクをすることにより口内の乾燥を防いだり、口元を覆うことによって無意識のうちにウイルスのついた手で顔を触ることを防ぐことができます。
帰宅後の洗顔
ウイルスは外出中に顔にも付着しています。
帰宅後すぐ洗顔し、ウイルスを洗い流しましょう。
こまめな水分補給
気道の免疫は乾燥に弱いため、こまめな水分補給をしましょう。
アルコール消毒
コロナウイルスの表面はエンベロープと呼ばれる脂質で覆われています。
このエンベロープはアルコール消毒に弱いため、手指はアルコール消毒を行いましょう。
|
人混みを避ける
人が多く集まるところはそれだけ感染症のリスクも高くなります。
そして、今の時期、中国の春節(2020年1/24~1月末)で中国人観光客が多く来日していることが予想されます。
できるだけ、観光地や繁華街へは近づかないほうが無難でしょう。
公共物にできるだけ触らない
エスカレーターの手すりや、電車のつり革など不特定多数の人が触れるものにはできるだけ触らないようにしましょう。
触ったらすぐに手を洗いましょう。
さいごに
当初から言われている通り、感染予防の方法は一般的な風邪やインフルエンザと同じように手洗いやのどの乾燥を防ぐことなどが基本となっています。
まだまだ感染者増加の一途をたどっている新型コロナウイルス感染症。
個人個人でしっかり感染を予防していきましょう。
耳が痛くならないマスク
新コロナウイルスの流行によりマスクが爆買いされているようですね。
そのニュースを聞いて私が思わず購入に走ったマスクを今日はご紹介したいと思います。
大人の贅沢マスク プレミアム
|
私は仕事中、1日中マスクをつけていますが、このマスクは1日中つけていても他のマスクのように耳の後ろが痛くなりませんでした。
耳にかけるひもの部分が普通のマスクは細いひもになっていて、1日かけつづけると耳の後ろが痛くて、つらかったのですが、このマスクはひもの部分が太めに作られており素材もやわらかいので耳が痛くなりませんでした。
耳が痛くならないのはこのマスクをおすすめする1番のポイントです。
このマスクは30枚入りで1枚1枚が個包装になっています。
マスクケースに入れたりせず、元から個包装になっているマスクをそのままカバンに入れて持ち歩けるので大変便利です。
マスクの素材もやわらかい素材で他のマスクに比べて、マスクのまましゃべり続けても、口の中が乾燥しにくいように感じました。
このマスクは1枚あたり20円と少し高めなのですが、それだけの価値はあると思います。
花粉症薬何選べばいい?【ドラッグストアの薬】
2月になるとスギ花粉3月になるとヒノキの花粉が飛び始めます。
花粉が飛び始めると、くしゃみ鼻水に悩まされる花粉症。
今回は花粉症の方が花粉症薬をどう選べばいいのか参考になるように、花粉症薬をご紹介したいと思います。
具体的な薬品名を紹介する前に
アレルギーを抑える薬である抗ヒスタミン薬の分類について少し説明させていただきたいと思います。
今、すぐ、のむべき薬が知りたい!という場合はここから読み飛ばしてください。
まず抗アレルギー薬である抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代の二種類にわかれます。
第一世代抗ヒスタミン薬
名前のとおりに初めの世代の抗ヒスタミン薬です。
第一世代抗ヒスタミン薬は登場から年月がたっているため、価格が安価なものが多いのですが、眠気や口渇などの副作用は第二世代より多いです。
第二世代抗ヒスタミン薬
第一世代抗ヒスタミン薬より眠気、口渇などの副作用が少なく、持続性に優れています。
このページで今回おすすめするのは第二世代抗ヒスタミン薬です。
ここから花粉症で症状別に参考にする薬を紹介していきます。
初めて飲む人や症状が軽い人
1日1回食後服用
眠くなりにくい
|
・アレグラ
1日2回服用
眠くなりにくい
|
上の二つで効果がなかった方
・アレジオン
1日1回服用
眠気には注意が必要
|
アレジオンで効果がなかった方
コンタック鼻炎Z
1日1回服用
4つの中では眠気は強い
|
まとめ
~ 効果の強さ~
~眠気の出やすさ~
花粉症の症状がそんなに重くないという方はクラリチンorアレグラを服用してみて、効果がなければアレジオンを、それでも症状に悩まされるようであればコンタック鼻炎Zを服用してみてはいかがでしょうか。
花粉症には花粉が飛び始める数週間前からの服用が効果的とされています。早めの服用をおすすめします。
注;この記事は基礎疾患、副作用歴のない成人の方に参考程度にお読みいただければと思います。
小児、高齢者の方や、緑内障、前立腺肥大症、てんかんなどの基礎疾患をお持ちの方、併用薬のある方など、薬剤師にご相談の上ご購入ください。
これらの薬は使用上の注意をよく読んで用法用量を守ってお使いください。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染による肺炎患者が日本でも確認されてしまいました。
新型コロナウイルスについて調べてみました。
新型コロナウイルスとは
昨年12月に中国で謎の肺炎が流行した。
初めはSARSコロナウイルスが疑われたが、検査は陰性。MERSコロナウイルスや鳥インフルエンザウイルスなどのインフルエンザウイルスも陰性。
中国の研究者により新型コロナウイルスが発見された。
当初、人から人へ感染するかは不明であったが、1/15中国中部の湖北省武漢市当局より限定的だが人から人へ感染する可能性は否定できないと表明。
1/15に日本国内でも中国武漢市より帰国した男性より新型コロナウイルスが発見される。
1/20日本国内では、1名の感染者の発見以降の感染者は発見されていない。
1/22中国当局は記者会見で440人の発症と9人の死亡を発表。
予防措置について説明し、ウイルスの変異の可能性と拡大する危険性があると指摘した
症状は?
咳や痰、発熱などの肺炎
予防法は?
今現在有効なワクチンはなし。
厚生労働省では風邪、インフルエンザ対策と同様咳エチケットや手洗いの重要性を訴えている。
- 新型コロナウイルス関連肺炎に関するWHOや国立感染症研究所のリスク評価によると、現時点では本疾患は、家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性が否定できない事例が報告されているものの、持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません。風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。
- 武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。
引用;https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html
まとめ
中国国内で感染は拡大している様子ですが、現在日本国内では中国より帰国した1名の感染者以降の感染者は発見されていません。
個人でできる対策としては、手洗い、うがいなど風邪、インフルエンザ同様の対策を行っていきましょう。
まだ不明な点の多い新型コロナウイルスについての新たな情報に注意していきましょう。
(2020/1/22現在)